☆放漫雑記帳☆

2003年02月15日

マグネット調整

久しぶりの更新です。大変お待たせいたしましたm(_ _)m


3管PJは正確な設置やレンズ調整、コンバー調整などの通常の調整をしても
地磁気などの影響で、どうしても上手く調整出来ない時があります。
私のPJは水準器を使用してどんなに正確な設置をしてもグリーンが少し右上がりで、
左側に通常の調整では取れない歪が有りました。レッドとブルーは水平の傾き調整する
チルト調整が出来るのですが、グリーンは基板上のどこを探しても調整ボリュームが無
かったので、ジオメトリー調整を駆使してなるべく右上がりの水平の傾きが目立たないよ
うに調整してましたが、マグネット調整で納得いかない部分が一気に解消しました(^^)



最初に各マグネットを固定しているホットメルトを剥がすのですが強力に張り付いて
いるので、これが結構大変...
マグネット調整そのものよりも正直この剥がす作業の方が大変でした(^^ゞ...


偏向ヨーク
偏向ヨークを固定しているネジを緩めてヨークを回すとラスターの傾きが変わります。
これで右上がりの悩みが解消して、同時になぜか左側の歪も目立たなくなりました(^^)

センターリングマグネット
薄い円盤が2枚重になり羽のような張り出しがあり、この羽をそれぞれ動かすと縦横
にラスターを自由に動かせます。コンバーゼンスの調整値をゼロ(真中)にして、この
調整をすることによりラスターの移動出来る範囲を上下左右で均一に出来ます。
例えば、CRT管面の中央にラスターが有るのに右には大きく動かせるが、左には
ほとんど動かせない時などに有効です。

フォーカスマグネット
↓ドットパターンにして、電気フォーカスを少しずらします。

↑スクリーンに投影された若干楕円のドットパターン



↑フォーカスマグネットを固定するネジを緩めてマグネットを回転させて
楕円をなるべく真円になるように調整します。

調整後、電気フォーカスを合わせると歪の少ない綺麗なドットになり、
クロスハッチパターンの縦横のラインも均一になります。

アライメントマグネット
サービスマニュアルによるとR8094ボリュームを左右に回転させながら
映像が移動しないようにアライメントマグネットで調整...となっていますが
どこを探してもR8094のボリュームが見つけられずに今回は断念(^^;です。



マグネット調整によって通常のコンバー調整は、無理な部分が無くなり
スムーズに調整が可能になりました(^^)

でも調整翌日...
コンバーが3色ズレズレ(^^;
どうやらマグネット調整をすると磁気?の安定に時間がかかるらしく見事に
ずれてました。マグネット調整後の最終的なコンバー調整は、ある程度の時間を
おいてからの方が良いかもしれません。

☆注意☆
上記のマグネット調整に関して当方では、いかなる責任もとれません!
高圧回路も有り非常に危険ですので自信の無い方は絶対に止めて下さい。
機器を壊したり、最悪の場合は感電死の恐れがあります。



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